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書物 · WORK

『高瀬舟』たかせぶね

安楽死と知足の短編

大正五年(一九一六年)一月『中央公論』に発表された短編で、京都高瀬川の流人船で同心庄兵衛が罪人喜助の弟殺しを聴き、安楽死の倫理と「足るを知る」ことの不思議に立ち会う一夜を描いた。題材は江戸の随筆『翁草』に取り、鴎外晩年の倫理的思索の凝縮として読み継がれている。

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