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書物 · WORK

『阿部一族』あべいちぞく

殉死を問う歴史小説

大正二年(一九一三年)一月『中央公論』に発表された歴史小説で、寛永十八年の細川忠利死去をめぐり殉死を許されなかった阿部弥一右衛門一族が反逆者として滅ぼされる顛末を冷徹な筆致で描いた。乃木希典殉死に触発された鴎外が、忠と狂の境を史料に即して問い直した代表作である。

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