書物 · WORK
『鍵』かぎ
晩年の日記体小説
昭和三十一年(1956年)、七十歳の谷崎が『中央公論』に発表した実験小説で、初老の夫婦がそれぞれ書く日記を互いに盗み読む前提で性と嫉妬が螺旋的に増殖する。夫の日記をカタカナ、妻の日記をひらがなで書き分け、死に至る情欲を冷徹に追った。
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晩年の日記体小説
昭和三十一年(1956年)、七十歳の谷崎が『中央公論』に発表した実験小説で、初老の夫婦がそれぞれ書く日記を互いに盗み読む前提で性と嫉妬が螺旋的に増殖する。夫の日記をカタカナ、妻の日記をひらがなで書き分け、死に至る情欲を冷徹に追った。