諸葛亮(孔明)·181–234·中国(三国)
「淡泊に非ずんば以て志を明らかにする無く、寧静に非ずんば以て遠きを致す無し」
この言葉の背景
諸葛亮が死の少し前、八歳の子・諸葛瞻に遺したとされる八十六字の短い訓戒『誡子書』の中核句である。財や名声にとらわれない淡泊さ(恬淡)がなければ志は澄まず、動乱に揺らがない静けさ(寧静)がなければ遠くを見通せない ― 丞相として北伐五度、五丈原で没する直前の父が、幼子へ託した学問と身の処し方の要である。「寧静致遠」は今も中国・台湾・日本の書斎や校訓に引かれ続ける四字句となった。
出典と確認メモ
6件- 文脈伝承として記録伝承
伝承: 蜀漢丞相の諸葛亮が北伐の再開にあたり劉禅へ奉ったと伝わる『後出師の表』の末尾の句である。後出師表そのものには後代の仮託説もあるが、孤児の後主を託された劉備との白帝城の誓いを受け、五丈原に没するまで魏へ...
一次資料を開く後出師表 canonical text。「臣鞠躬盡瘁,死而後已;至於成敗利鈍,非臣之明所能逆睹也」確認。philoglyph 「鞠躬尽瘁、死而後已」八字 (実際...
- 文脈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 建興3年(225年)、諸葛亮(181–234)は南中(現雲南・貴州北部)の反乱を鎮圧した。孟獲(もうかく、南蛮の首領)を七度捕らえて七度放ち、ついに心から服従させたという『七擒七縦』は、裴松之注が引く...
- 出典伝承として記録伝承
伝承: 諸葛亮『後出師の表』(ただし後出師の表は後代の仮託説あり、正史の出師表の趣旨を凝縮する句として広く流布)
一次資料を開く中央研究院 CTEXT で『三国志』全文確認可能。卷三十五「諸葛亮伝」に陳寿が附した『出師表』(建興五年/227 年第一次北伐前) の verbatim 全文。...
- 抜粋伝承として記録伝承
伝承: 鞠躬尽瘁、死して後已む
一次資料を開く後出師表末尾段 verbatim 確認: 「臣鞠躬盡瘁,死而後已,至於成敗利鈍,非臣之明所能逆覩也」 (WebFetch 検証済 2026-05-04)。phi...
- 抜粋伝承として記録伝承
伝承: 鞠躬尽瘁、死して後已む。
一次資料を開く後出師表末尾段 verbatim 「臣鞠躬盡瘁,死而後已」 確認 (WebFetch 検証済 2026-05-04)。philoglyph mdx-pullqu...
- 引用原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 淡泊に非ずんば以て志を明らかにする無く、寧静に非ずんば以て遠きを致す無し
一次資料を開く誡子書全文: 「夫君子之行、靜以修身、儉以養德。非澹泊無以明志、非寧靜無以致遠。夫學須靜也、才須學也、非學無以廣才、非志無以成學。慆慢則不能勵精、險躁則不能冶性...