ペトラルカ·1304–1374·中世イタリア
「私は二つの国の中間にいる、過去を知らず、未来を見ない者たちの間で」
この言葉の背景
1343年頃から着手され未完に終わった『記憶すべきこと』序文の論旨を凝縮した一節。ペトラルカは古代ローマの著作を渉猟するなかで、同時代のイタリアが古典の記憶を失ったまま明日を描けずにいることに気づいた。古典と未来のあいだに身を置き、暗い時代(tenebrae)の語を初めて用いたのもこの時期である。懐古趣味ではなく、過去の徳を読み直すことで次の時代へ橋を架けようとした一文 ― のちの人文主義とルネサンスの自画像の原型である。
出典と確認メモ
4件- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 1343年頃から着手され未完に終わった『記憶すべきこと』序文の論旨を凝縮した一節。ペトラルカは古代ローマの著作を渉猟するなかで、同時代のイタリアが古典の記憶を失ったまま明日を描けずにいることに気づいた...
- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: この書簡はペトラルカ自身の文学的演出の色が濃く、実際に1336年に登山があったかすら論争がある(1352年の執筆時に遡及的に構成された可能性も指摘される)。しかし重要なのは、山頂で風景を見るより自分の...
- 抜粋原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: おお、若き日の惑いの一部一部を、散り散りの詩によって聴く方々よ、いま私ですらなかった頃の、異なる男の私の声を──私はあなた方に、同情と許しを願うだけである。
一次資料を開くPetrarca Canzoniere RVF 1 全文 Italian canonical edition。'Voi ch'ascoltate in rime...
- 引用原典で確認済み要旨訳
要旨訳: 人々は山の高さ、海の巨大な波、川の広い流れ、大洋の周囲、星の運行を驚嘆しに行く。しかし自分自身のことは顧みない
一次資料を開くPetrarca Familiares IV.1 (Mont Ventoux 登頂記、1336年4月26日)。山頂で Augustine Confessione...