モンテーニュ·1533–1592·フランス
「誰もが前を向く。私はひとり、自分の内へ向く。他に用事はない、そこでばかり考える」
この言葉の背景
『エセー』第二巻第十七章「思い上がりについて」の中ほど、自分の仕事と他人の仕事を対比する文脈に置かれた一段(趣旨の凝縮)である。宗教戦争で隣人が互いを殺し合う16世紀後半のフランスで、モンテーニュは塔の書斎を自分に向ける場所として保持した。自己吟味は内向的孤立ではなく、独断と党派心から距離をとるための公共的な作法でもある ― 後代の自己省察の系譜に与えた影響の大きさに比して、本人の口調は驚くほど軽やかである。
出典と確認メモ
6件- 文脈原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 1580年初版『エセー』第二巻第十二章、巻中最長の「レーモン・スボンの弁護」に置かれた問い。宗教戦争で血が流れ、学者が対立する断定を並べるなか、モンテーニュはボルドー近郊の塔の書斎で古今の知を比べ直し...
一次資料を開くBibliothèque nationale de France Gallica の Édition de Bordeaux 1588 facsimile。Li...
- 抜粋二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: なぜ彼が私を愛し、私が彼を愛したのか、もし語らねばならぬとすれば、こう答える以外にない。それが彼であったから。それが私であったから。
- 抜粋二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 我何を知る?(Que sçay-je?)
- 抜粋原典で確認済み要旨訳
要旨訳: 私は人間の状態を描くのではない、私はミシェル・ド・モンテーニュを描くのだ。
一次資料を開くAu lecteur 序文 canonical 原文 'car c'est moy que je peins'。WebFetch検証済 2026-05-04。p...
- 出典二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: montaigne.mdx pullsource '『エセー』第2巻第12章「レーモン・スボンの弁護」、1580年' は Michel de Montaigne 'Apologie de Raimon...
- 引用原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 私は私自身を描くのだ。読者よ、もしもそれに値しない人物を主題に選んだと思うなら、あなたの時間は失われるだろう
一次資料を開くAu lecteur 序文の完全フランス語原文 (Villey-Saulnier 校訂版相当)。WebFetch検証済 2026-05-04: 'Ainsi, ...