マルティン・ルター·1483–1546·ドイツ
「主が『悔い改めよ(poenitentiam agite)』と言われたとき、主は信者の全生涯が悔い改めであることを望まれた」
この言葉の背景
1517年10月31日、ヴィッテンベルク城教会の扉に掲示されたと伝えられる『95か条の論題』の第一条(『提題』のラテン語原文 Dominus et Magister noster Iesus Christus... omnem vitam fidelium poenitentiam esse voluit)。贖宥状による悔い改めの短絡を退け、全生涯を貫く姿勢として悔い改めを位置づけ直した。その後の論題の出発点であり、のちに宗教改革の発端とされる掲示が、どの神学的前提から始まったかを示す一条である。
出典と確認メモ
7件- 文脈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 1521年5月から翌1522年3月まで、ルターはアイゼナハ近郊の山上ヴァルトブルク城の一室にユンカー・イェルク(騎士ゲオルク)の名で隠れ住んだ。髭を伸ばし、剣を帯び、騎士の装いで地元へ降りることもあっ...
- 文脈伝承として記録伝承
伝承: よく知られた「ヴィッテンベルク城教会の扉に釘で打ち付けた」という場面は、ルター自身の同時代の記録には明確な言及がなく、友人フィリップ・メランヒトンが彼の死後に書いた序文(1546)が初出である。歴史家...
- 引用本文原典で確認済み原典確認済み
原典確認済み: 聖書と明らかな理性によって論駁されない限り、私は何も撤回できない。私の良心は神の言葉に縛られている。
一次資料を開くDeutsche Reichstagsakten Jüngere Reihe Bd. 2 (Gotha 1896 / Göttingen 1962) — 152...
- 出典伝承として記録伝承
伝承: ヴォルムス帝国議会(1521年4月)、伝承句 ― 直同時代記録には欠ける。philograph mdx pullsource (frontmatter) は本句『私はここに立つ。これ以上、他のしようが...
一次資料を開くWeimarer Ausgabe (WA) は 19 世紀末 - 20 世紀の Luther 著作標準校訂版。Vol. 7 (1897) には Worms 15...
- 引用原典で確認済み原典確認済み
原典確認済み: 主が『悔い改めよ(poenitentiam agite)』と言われたとき、主は信者の全生涯が悔い改めであることを望まれた
一次資料を開く95 Theses (1517-10-31) Thesis 1 Latin: 'Dominus et magister noster Iesus Christu...
- 引用伝承として記録伝承
伝承: 「私はここに立つ。これ以上、他のしようがない」 ― 伝承的な結びの言葉
一次資料を開く結句 'Ich kan nicht anderst / hie stehe ich / Gott helff mir / Amen.' が初めて印刷された Wi...
- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 1521年4月、皇帝カール5世の召喚に応じヴォルムス帝国議会に立ったルターが、著作の撤回を迫られて答えた弁明の締めくくりとして流布する句。聖書と明白な理性に反しないかぎり撤回はできない、と述べたあとに...
一次資料を開くWeimarer Ausgabe (WA) は 19世紀末-20世紀の Luther 著作標準校訂版。Vol. 7 (1897) には Worms 1521 帝...