キケロ·BC106–BC43·古代ローマ
「民の安寧こそ、最高の法であれ(Salus populi suprema lex esto)」
この言葉の背景
共和制末期、ポンペイウスとカエサルのあいだに綱引きが始まった頃、キケロが書き進めた対話篇『法について』第三巻、理想の国家官制を論じる章の中核命題である。十二表法の古語調を模した命令法「esto」で書かれたこの句は、のちに大陸法と英米法の双方で公共善の原則として引かれ、アメリカ合衆国マサチューセッツ憲法(1780)にも刻まれた。法が形式として君主や元老院のためではなく、民の生の安全のために存在するという古代共和主義の根本を、六語に畳んだ定式である。
出典と確認メモ
6件- 文脈原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: キケロは元老院で「カティリナよ、いつまで我々の忍耐を弄ぶのか」と始まる四篇の弾劾演説を行い、陰謀を暴いて共和国を救った。元老院は彼に「祖国の父(pater patriae)」の称号を与えた。しかし同時...
一次資料を開くIn Catilinam I 冒頭「Quo usque tandem abutere, Catilina, patientia nostra?」原文。philo...
- 文脈原典で確認済み要旨訳
要旨訳: cicero-1.context: 愛娘 Tullia を出産後の病で失った直後 (45 BC 2 月)、公的活動からも遠ざけられた Cicero が、Tusculum 別荘に籠もって書き継いだ五日間...
一次資料を開くTusculanae Disputationes 全 5 巻 Latin canonical text + 英訳 link 集成。philoglyph 「五日間...
- 引用本文伝承として記録伝承
伝承: 輿を止め、首を差し出して殺害者を見据えたというプルタルコスの場面描写にもとづく編者再構成。キケロ本人の逐語的な台詞ではない。
一次資料を開くPenelope Thayer (uchicago.edu) Plutarch's Lives Bernadotte Perrin 英訳。Cicero 死の場面...
- 抜粋一次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 哲学なしには、我々が求める雄弁家は作られえない。
一次資料を開くProject Gutenberg Tusculanae Disputationes 英訳 (Yonge 訳)。'principles and rules of...
- 出典原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: cicero.mdx pullsource '『トゥスクルム荘対談集』(BC45年)' は Cicero 'Tusculanae Disputationes' (BC45年頃) を指す書誌として ac...
一次資料を開くThe Latin Library Tusculanae Disputationes liber tertius primary text。書名 'Tuscul...
- 引用一次資料で確認済み原典確認済み
原典確認済み: 民の安寧こそ、最高の法であれ(Salus populi suprema lex esto)
一次資料を開くThe Latin Library De Legibus liber tertius テクスト。section [8] 'Ollis salus populi ...