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書物 · WORK

『山の音』やまのおと

老いの家庭小説

昭和24年(1949年)から昭和29年にかけて『改造』『新潮』など複数誌に連載された長編で、鎌倉に住む62歳の尾形信吾が息子の嫁菊子への淡い想いを抱えながら老いと死の気配に耳を澄ます物語である。夜半の山鳴りと夢のモチーフが戦後日本家庭の細かな崩れを写し、野間文芸賞の第一回受賞作となった。

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