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書物 · WORK

『門』もん

前期三部作の第三作

明治四十三年(一九一〇年)三月から朝日新聞に連載された前期三部作の終曲で、友人を裏切って妻御米を得た宗助夫婦の日常と贖罪を描いた。鎌倉の禅寺に参籠して安心を得ようとする宗助が「門」を叩いて開かれぬまま帰る結末は、近代人にとって救済が届かないことの静かな確認である。

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