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書物 · WORK

『舞姫』まいひめ

独逸三部作の起点

明治二十三年(一八九〇年)一月、雑誌『国民之友』に発表された短編で、ベルリン留学帰りの太田豊太郎が踊り子エリスとの恋に懊悩しつつ栄達のため帰国する顛末を雅文体で描いた。鴎外の独逸体験と Elise Wiegert との関係を文学化した告白的作品で、近代日本文学の自我問題の出発点に位置づけられる。

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