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書物 · WORK

『人体構造論七書』じんたいこうぞうろんしちしょ

近代解剖学の出発点

一五四三年八月にバーゼルのオポリヌス印刷所から刊行されたヴェサリウス二十八歳の主著で、全七巻六六三頁・約二百点の精緻な木版図版を備える。骨格・筋肉・脈管・神経・内臓・心肺・脳という系統的配列、自身の解剖観察に基づく記述、そしてティツィアーノ工房の図像が三位一体となり、ガレノス解剖学を二百箇所以上で訂正した近代解剖学の起点として、同年のコペルニクス『天球回転論』と並ぶ科学革命の象徴となった。

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