柳田國男·1875–1962·日本
「願くは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」
この言葉の背景
明治43年6月、柳田國男35歳が岩手県遠野出身の佐々木喜善から聞き取った土地の口承を、あえて一切脚色せずに書き留めた『遠野物語』初版の自序に置かれた一行である。日露戦争後の近代化と平野の合理のなかで消えつつあった山人・神隠し・座敷童の記録を、「平地人」すなわち都市の読者に差し出すにあたり、娯楽としてではなく背筋を揺さぶる実在として受け取ることを願った宣言。日本民俗学の出発点となる一書の方法の表明である。
出典と確認メモ
4件- 解釈一次資料で確認済み原典確認済み
原典確認済み: 明治 43 年 (1910) 6 月、柳田國男 35 歳が岩手県遠野出身の佐々木喜善 (鏡石、当時 24 歳) から明治 42 年 2 月頃より聞き取った口承を一字も加減せず書き留めた『遠野物語』初版...
一次資料を開く明治 43 年 (1910) 初版『遠野物語』自序 verbatim 全文。'この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨明治四十二年の二月頃より始めて夜...
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原典確認済み: 願くは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。
一次資料を開く明治 43 年 (1910) 初版『遠野物語』自序段落 7-8: 「国内の山村にして遠野より更に物深き所には又無数の山神山人の伝説あるべし。願はくは之を語りて平...
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原典確認済み: 願くは之を語りて平地人を戦慄せしめよ
一次資料を開く青空文庫 ID 52504 『遠野物語・山の人生』(岩波文庫 1960 底本)。1910 年 6 月 14 日初版 (聚精堂私家版) digitization。...
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原典確認済み: yanagita.mdx pullsource '『遠野物語』初版自序(明治43年6月)' は柳田國男『遠野物語』(聚精堂、明治 43 年/1910 年 6 月 14 日初版) の自序を出典とする書誌...
一次資料を開く青空文庫版『遠野物語』書誌欄: 「明治四十三年六月十四日 聚精堂発行」 を canonical 確認 (WebFetch 検証済 2026-05-04)。phi...