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和辻哲郎·1889–1960·日本

風土は単に自然環境ではなく、人間存在の自己了解の表現である

和辻哲郎『風土 ― 人間学的考察』序論(昭和10年、1935)の要旨

この言葉の背景

1935年刊『風土 ― 人間学的考察』序論の中核主張を編者が一文に凝縮したもので、直訳の引用ではない。ハイデガー『存在と時間』の時間性への偏りを批判した和辻は、1927-28年の独仏留学中の観察を踏まえ、モンスーン・砂漠・牧場の三類型で風土を人間の自己了解の形そのものと読み直した。日本倫理学に「間柄」と並ぶ柱を据えたこの書は、のち生態環境論や建築論にも影響を広げる一方、戦時の文化主義に傾いたという批判も受ける。両面を抱えたまま、20世紀日本の独自の風土論の出発点として読み継がれる。

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  • 文脈原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: 1934年、京都帝大から東京帝大に移ったばかりの和辻哲郎が『人間の学としての倫理学』序論で立てた基本命題である。「人間」という日本語に含まれる「間」の字を手がかりに、西洋近代の孤立した個人(indiv...

    一次資料を開く岩波書店公式書誌。岩波文庫青144-13 ISBN 978-4-00-381104-7 で『人間の学としての倫理学』(1934年初版) を canonical ...

  • 抜粋原典で確認済み要旨訳

    要旨訳: 人間は、単なる「ひと」としてあるのでも、単なる「人々」としてあるのでもなく、常に「間柄」としてある

    一次資料を開く岩波文庫版『人間の学としての倫理学』(2007、熊野純彦解説)。1934 年初版に基づく学術校訂文庫。和辻倫理学の方法論的序説、「孤立的かつ共同的な人間存在の根...

  • 出典原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: watsuji.mdx pullsource 「『人間の学としての倫理学』(1934年、序論)」 は和辻哲郎『人間の学としての倫理学』(岩波書店、岩波全書、1934 年 3 月 20 日初版、B6 判...

    一次資料を開く岩波書店公式書誌。岩波全書 1934 年 3 月 20 日初版、B6 判 280 頁、ISBN 9784000204644。philoglyph pullsou...

  • 引用原典で確認済み要旨訳

    要旨訳: 風土は単に自然環境ではなく、人間存在の自己了解の表現である

    一次資料を開く岩波文庫版『風土 ― 人間学的考察』(ISBN 9784003314425)。1935 年初版に基づく学術校訂文庫。風土=人間存在の自己了解の表現の中心命題 c...

和辻哲郎の別の一句