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二宮尊徳·1787–1856·日本(江戸後期)

道徳を忘れたる経済は罪悪なり。経済を忘れたる道徳は寝言なり

福住正兄編『二宮翁夜話』系の伝承として広く流布する二宮尊徳の言。尊徳本人の直筆・講話録での一字一句の確定には至らない伝承句

この言葉の背景

弟子福住正兄が師の日常語を記録した『二宮翁夜話』系の伝承として広く流布する一句であり、二宮尊徳本人の直筆色紙や講話録での一字一句の確定には至らない(したがって伝承句として扱う)。桜町仕法や小田原藩の財政再建で知られる農政家の現場で、徳目だけを説いて会計を見ない者と、会計だけを追って徳を忘れる者の両方を、短く切り分けた二句対である。のちの日本的「合理と道徳の両輪」論、渋沢の『論語と算盤』とも通じる系譜にある。

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二宮尊徳の別の一句