南方熊楠·1867–1941·日本
「萃点(すいてん)には、森羅万象の因果が一点に集まる。そこに立てば、物事の全体が見えてくる」
この言葉の背景
明治36年7月18日、ロンドン滞在から帰国後の南方熊楠が、高野山真言宗管長の土宜法竜に書き送った長文書簡群の一節(通称「南方曼荼羅」の書簡)の趣旨を凝縮した表現である。物・心・理・事の四領域が交わる「萃点」を図示しつつ、粘菌学・民俗学・宗教学を貫く博物学の構想を書き付けた。西欧の学問分類を拒まず受けつつ、それを密教の曼荼羅の構図で読み直す ― 世界的に稀有な、近代日本の博物学的思考の到達点を示す語である。
出典と確認メモ
6件- 文脈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: minakata.mdx Chapter 1 段落: 南方熊楠 (1867-1941) 幼少期の博覧強記伝承 ― 3 歳で字を読み、6 歳で『和漢三才図会』(寺島良安、1712 序、105 巻) を読...
一次資料を開く南方熊楠顕彰館・田辺旧邸所蔵自筆資料・蔵書群。幼少期記録の primary archive
- 文脈一次資料で確認済み原典確認済み
原典確認済み: 明治末、一町一社の原則で神社合祀が進められ、紀伊半島の鎮守の杜が次々に伐られていた。熊楠は田辺に居ながら粘菌を採り、神島(かしま)をはじめとする社叢に生態系の標本としての価値を見た。明治44年、東大植...
一次資料を開く南方熊楠「神社合祀に関する意見」(松村任三宛、明治44年)全文。青空文庫公開、底本は『南方熊楠全集』第7巻(乾元社)。philoglyph context の ...
- 抜粋伝承として記録伝承
伝承: この森を守ることは、同じに私の学問を守ることである。
- 抜粋伝承として記録伝承
伝承: この森を守ることは、同じに私の学問を守ることである
- 出典原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: minakata.mdx pullsource 『南方熊楠「神社合祀に関する意見」(松村任三あて書簡、明治44年)』 — 出典 attribution の reference_quality 評価。1...
- 引用二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 萃点(すいてん)には、森羅万象の因果が一点に集まる。そこに立てば、物事の全体が見えてくる