本文へスキップ
φPhiloGlyph

勝海舟·1823–1899·日本(幕末・明治)

世の中のことは、義理と人情と、あともう一つの算盤 ― この三つでできている

『氷川清話』吉本襄編(明治31年、1898)

この言葉の背景

明治30年前後、赤坂氷川町の自邸で晩年の勝海舟が、新聞記者吉本襄に語り遺した談話集『氷川清話』(1898年刊)に伝わる一節(趣旨の凝縮)である。幕末を旧幕府側で生き、江戸無血開城を差配した男が、明治の世をあえて批判も称賛もせず、商才と情と義理を並べて冷静に眺めている。晩年の海舟を読み直した司馬遼太郎や半藤一利が繰り返し引き合いに出した、実務家の処世の語り口である。

Xで共有
6
  • 文脈伝承として記録伝承

    伝承: katsu.mdx Chapter 7 段落: 勝海舟 (安房、1823-1899) 晩年は赤坂氷川邸に隠居、明治 32 年 (1899) 1 月 19 日同邸で脳溢血により倒れ、看護に対し『コレデオ...

    一次資料を開く赤坂氷川町の勝海舟邸跡、晩年居所の歴史的位置

  • 解釈二次資料で確認済み要旨訳

    要旨訳: 明治30年前後、赤坂氷川町の自邸で晩年の勝海舟が、女子教育者の巌本善治らに語り遺した談話群に現れる一句。江戸無血開城から30年、旧幕府の側で大きく負ける判断を差配した男が、進むべき道が閉ざされたと見え...

  • 引用伝承として記録伝承

    伝承: 世の中のことは、義理と人情と、あともう一つの算盤 ― この三つでできている

    一次資料を開く講談社学術文庫版『氷川清話』江藤淳・松浦玲編 (2000) は学術的精査を経た定本。氷川清話の本文を底本 (1898 年鉄華書院版) から再校訂、海舟の他編纂物...

  • 抜粋伝承として記録伝承

    伝承: 行くところにあらずんば、必ず渡るところあり。

    一次資料を開くNDL デジタルコレクション pid 1186921 で『海舟座談』(岩波書店ほか発行版含む) が閲覧可能。巌本善治が 1895-1899 年に勝から聞いた談話...

  • 抜粋伝承として記録伝承

    伝承: 行くところにあらずんば、必ず渡るところあり。

  • 出典二次資料で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: 『海舟座談』は、勝海舟の談話を巌本善治が編んだ岩波文庫版(昭和5年=1930年刊。明治28-32年聞書)として出典表示する。明治31年初版という表示は、NDL pid 1186921 の書誌に合わない...

勝海舟の別の一句