本文へスキップ
φPhiloGlyph

ヤスパース·1883–1969·ドイツ

限界状況にあって、私たちは初めて、自分がただ世の中を生きているのではなく、世の中を超える何かへと関わっている存在であると気づく

『哲学』第2巻「実存開明」(1932)第6章「限界状況」

この言葉の背景

1932年刊行の三巻本『哲学(Philosophie)』第2巻「実存開明」第6章で、ヤスパースは死・苦しみ・闘争・罪を「限界状況(Grenzsituation)」と名づけた。医学から精神病理学、哲学へと歩んだ49歳の彼が、生涯を縦に裂く気管支拡張症を抱えたまま書いた章である。日常の枠では処理できない事態に出会ってはじめて、人は表層の生活を超える次元へ関わる者として自分を知る ― のちのナチ期と戦後の苦難とも照応する規定。

Xで共有
5
  • 文脈二次資料で確認済み要旨訳

    要旨訳: 1932年刊行の三巻本『哲学(Philosophie)』第2巻「実存開明」第6章で、ヤスパースは死・苦しみ・闘争・罪を「限界状況(Grenzsituation)」と名づけた。医学から精神病理学、哲学へ...

    一次資料を開くJaspers 財団公式。Philosophie 1932 Springer 刊、Bd. II Existenzerhellung Kap. 6 Grenzsi...

  • 文脈原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: 1946年、ハイデルベルク大学で再開された哲学講義をもとに刊行された『罪責論』の中心命題である。刑事罪・政治的罪・道徳的罪・形而上学的罪という四つの区別を導入し、最後の「形而上学的罪」を、目の前で同じ...

    一次資料を開くJaspers 財団公式。1946 年 Lambert Schneider Heidelberg 刊、1945/46 冬学期 Heidelberg 大学講義「D...

  • 抜粋解釈として提示要旨訳

    要旨訳: 限界状況にあって、私たちは初めて、自分がただ世の中を生きているのではなく、世の中を超える何かへと関わっている存在であると気づく

  • 出典二次資料で確認済み研究上論争あり

    研究上論争あり: 『哲学(Philosophie)』第2巻「実存開明(Existenzerhellung)」第6章「限界状況」(1932)

  • 出典原典で確認済み原典確認済み

    原典確認済み: jaspers.mdx pullsource『罪責論(Die Schuldfrage)』(1946) は pullquote (jaspers-2、philoglyph quotes.ts) の出典と...

    一次資料を開くJaspers 財団公式。1946 年 Lambert Schneider Heidelberg 刊、1945/46 冬学期 Heidelberg 大学講義『D...

ヤスパースの別の一句