ジャン・カルヴァン·1509–1564·フランス/スイス
「自己についての知識なしに、神についての知識もない」
この言葉の背景
『キリスト教綱要』冒頭の第一章第一節、書全体の扉に据えられた命題である。自分の欠けを自覚せずに神を讃えることも、神の聖なる光なしに自分の惨めさを直視することもできない ― 二つの認識は相互に鏡となり合うと説く。1536年バーゼルで26歳の亡命者として書き始め、1559年ジュネーヴで最終版を整えるまで23年、生涯にわたり彫琢し続けた主著の最初の一行は、神学的な地図を「神」からではなく「自分を知る」ことから書き始める、宗教改革期プロテスタント思考の姿勢を象徴する。
出典と確認メモ
6件- 文脈二次資料で確認済み研究上論争あり
研究上論争あり: ジュネーヴ市参事会が裁判を担当し、カルヴァンは主要な告発者として証言した。当時の反三位一体論は帝国法上も死罪で、カトリック・ルター派・改革派の全てが一致して処刑すべき異端だった。市参事会は判決前にチュ...
- 文脈原典で確認済み要旨訳
要旨訳: calvin-1.context: 1536 年バーゼル初版『キリスト教綱要 (Christianae Religionis Institutio)』を Calvin は生涯改訂し続け、1559 年版...
一次資料を開くChristian Classics Ethereal Library Beveridge 英訳。Book III Chapter XXI 'Of the Et...
- 抜粋原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 予定とは、神の永遠の定めである。それによって神は、自ら各人に何を起ころうとするかを決定された。すべての人は等しい状態に創造されるのではなく、或る者には永遠の生命が、或る者には永遠の罰が予め定められた。...
一次資料を開くCCEL Calvin Institutes III.21.5: 'By predestination we mean the eternal decree o...
- 抜粋原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 神は、永遠の堅き定めによって、すべての人について、自ら生命へ欲する者と、死へ捨てる者とを定められた
一次資料を開くCCEL Calvin Institutes Book 3 Chapter 21 全文 (Beveridge 1845 英訳)。§5 'By predestin...
- 出典原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: calvin.mdx pullsource '『キリスト教綱要』第3巻第21章第5節(1559年最終版)' は Calvin Institutio Christianae Religionis 155...
一次資料を開くCCEL Calvin Institutes 全文公開、Beveridge 1845 英訳。Book 3 Chapter 21 §5 'By predestin...
- 引用原典で確認済み要旨訳
要旨訳: 自己についての知識なしに、神についての知識もない
一次資料を開くCCEL Calvin Institutes 全文公開、Beveridge 英訳 1845。Book 1 Chapter 1 'The Knowledge of...