ボエティウス·480頃–524/525·古代ローマ
「運命は自らが回す車輪を誇る、そして星が昇り沈むことを喜ぶ」
この言葉の背景
523年末、東ゴート王テオドリックから反逆罪に問われてパヴィア近郊の塔に幽閉されたボエティウスが、処刑を待つ獄中で書いた『哲学の慰め』第二巻。女性の姿で現れた「哲学」が、擬人化された運命(フォルトゥナ)の独白を代弁する場面の大意を一句に凝縮した。運命は喜び変わることそのものを本性とする ― 栄達の頂点から元老院貴族の没落まで一年で経験した44歳の男が、キリスト教への直接の言及を避け、古代哲学の語彙だけで自分の崩れを言い直そうとした書。
出典と確認メモ
7件- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 523年末、東ゴート王テオドリックから反逆罪に問われてパヴィア近郊の塔に幽閉されたボエティウスが、処刑を待つ獄中で書いた『哲学の慰め』第二巻。女性の姿で現れた「哲学」が、擬人化された運命(フォルトゥナ...
一次資料を開くLiber II, prosa 1-2: Philosophia 自身が Fortuna を擬人化して語らせる場面 (II.pr.2)。'Haec nostra...
- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: この書の驚くべき点は、キリスト教への言及が一切ないことである。処刑を待つキリスト教徒(ボエティウス自身は正統派カトリックだった)が、慰めを求めて辿り着いたのは、プラトン・アリストテレス・ストア派の混合...
- 最期伝承として記録伝承
伝承: 524年または525年、ボエティウスは拷問を受け処刑された。伝承では、頭に縄を巻きつけて眼が飛び出るまで絞められ、その後打ち首にされたという。44歳ほどだった。
一次資料を開くAnonymous Valesianus II の 6 世紀ラテン語 primary。Boethius 処刑記述「funibus capiti eius ads...
- 抜粋二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 運命は自らが回す車輪を誇る、そして星が昇り沈むことを喜ぶ
一次資料を開くBoethius De Consolatione Philosophiae, Liber I-V 構造。Fortuna の rota (車輪) の演説は Lib...
- 抜粋二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: なぜあなたは涙で満ちているのか? なぜ目が濡れているのか? 遠くへ行かねば私たちの話せぬことがあるなら、あなたは自分で選んだのではなく、私たちから引き剥がされたのだ。
一次資料を開くBoethius De Consolatione Philosophiae Liber I 構造確認。Philosophia 登場場面は Liber I Pro...
- 出典原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: boethius.mdx pullsource '『哲学の慰め』第2巻' は Boethius 'De consolatione philosophiae' Liber II を指す書誌として正確 —...
一次資料を開くBoethius De Consolatione Philosophiae Liber I-V 構造確認。philoglyph pullsource '第2巻'...
- 出典校訂版で確認済み要旨訳
要旨訳: 『哲学の慰め(De Consolatione Philosophiae)』第2巻・散文2、フォルトゥナ(運命)の独白の大意(524年頃、獄中執筆)
一次資料を開くJames 1897 訳 Consolation of Philosophy 全文 (public domain)。Book II Prose 2 で 'I t...