松尾芭蕉·1644–1694·日本
「古池や蛙飛こむ水のおと」
この言葉の背景
貞享3年(1686)春、深川芭蕉庵で開かれた句会「蛙合」に置かれた発句。それまでの俳諧では蛙は鳴き声を詠むのが定石だったところを、43歳の芭蕉は水に飛び込む一つの音だけを切り取った。弟子其角が『葛の松原』で伝えるところでは、中七を「山吹や」と提案したのを却下して「古池や」に定めたという。静まった古池の面と、そこに落ちる微かな音 ― 二つを切れ字「や」で繋ぐことで、談林風の機知を抜け、蕉風俳諧が生まれる場所となった。
出典と確認メモ
2件- 解釈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: 貞享3年(1686)春、深川芭蕉庵で開かれた句会「蛙合」に置かれた発句。それまでの俳諧では蛙は鳴き声を詠むのが定石だったところを、43歳の芭蕉は水に飛び込む一つの音だけを切り取った。弟子其角が『葛の松...
- 抜粋二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: basho-1.source 「松尾芭蕉『蛙合(かわずあわせ)』(貞享3年、1686年、深川芭蕉庵での句会)」 — 仙化編『蛙合(かわずあわせ)』(貞享 3 年/1686) 深川芭蕉庵句合せ集の pr...