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概念 · CONCEPT

酒匂川氾濫さかわがわはんらん

寛政3年の災厄

寛政3年(1791年)、5歳の金治郎が暮らす相模国栢山村を酒匂川の大水が襲い、二宮家の田畑を押し流して中農だった家計を一気に傾けた事件である。父利右衛門は借金で田を買い戻そうと無理を重ねて病を得てのちに没し、分度・推譲の感覚が観念ではなく身に刻まれた感覚として残る原点となった。

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