概念 · CONCEPT
人間は万物の尺度にんげんはばんぶつのしゃくど
ホモ・メンスーラ命題
「人間は万物の尺度である、在るものについては在ることの、在らぬものについては在らぬことの」というプロタゴラス『真理』冒頭の命題で、プラトン『テアイテトス』152a を経由して伝わる(Diels-Kranz 80B1)。各人の知覚がその人にとっての真理だとする認識論的相対主義の出発点で、「人間」が個人か人類全体かをめぐる解釈の幅自体がこの命題の射程を広げてきた。
Plato, Theaetetus 152a / Diels-Kranz 80B1