セネカ·BC4頃–AD65·古代ローマ
「人生の大部分は、悪く行為しているあいだに、大部分は、何もしないあいだに、全部は、別のことをしているあいだに過ぎていく」
この言葉の背景
AD49年頃、義父パウリヌスに宛ててセネカが書いた短い論考『生の短さについて』第1章の一節の意訳である。時間は十分に与えられているが、人はその大半を怒りや妬みに浪費し、重要でない雑事の処理に費やし、或いは他人の予定のまま過ごしてしまう ― ストア派が言う「生きる術」の最初の問いは、時間の簿記を開くことだと説かれる。のちにネロから自害を命じられる哲学者の、時間論の出発点にあたる書である。
出典と確認メモ
7件- 文脈二次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: AD41年1月、カリグラが近衛兵に殺害されると、叔父クラウディウスが擁立されて即位した。新帝の妃メッサリナは宮廷内のライバルを掃討しはじめ、カリグラの妹で人気の高かったユリア・リウィラに姦通の罪を着せ...
一次資料を開くTacitus Annales XIII.42 (LatinLibrary 公開 OCT text) — Suillius Rufus が Seneca 攻撃 ...
- 解釈一次資料で確認済み要旨訳
要旨訳: AD49年頃、コルシカ島への追放から召還されネロの家庭教師に就いたセネカが、義父パウリヌスに宛てて書いた短い論文の冒頭。時間の不足を嘆く声が街にあふれていたローマで、彼は不足の原因を使い方の側に置き直...
一次資料を開くChapter I 冒頭 'The majority of mortals, Paulinus, complain bitterly of the spitef...
- 抜粋原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: われわれのあらゆる時間のうち、自分のために取っておくのはごく僅かな部分だけだ。ルキリウスよ、君の時間を掴みとり、集めよ、守り育てよ。
一次資料を開くLiber I Ep. 1.1: 'Ita fac, mi Lucili: vindica te tibi, et tempus, quod adhuc aut...
- 抜粋校訂版で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 私たちは生が短いのではなく、生を短くしている
一次資料を開くDe Brevitate Vitae 1.3-4: 'Ita est: non accipimus brevem vitam sed fecimus, nec ...
- 出典原典で確認済み定本確認済み
定本確認済み: seneca.mdx pullsource 「『生の短さについて』(AD49年頃)」は Seneca De Brevitate Vitae の標準邦題で、年代も学術 consensus (c.49-5...
一次資料を開くLoeb 254 J. W. Basore 訳。De Brevitate Vitae の standard 英訳・対訳。Reynolds OCT (1977) ...
- 引用校訂版で確認済み要旨訳
要旨訳: 友情を結ぶ前には長く吟味せよ。しかし友と決めたのちは、自分自身と語るように彼と語れ
一次資料を開くLiber I Ep. 3.2-3: 'Tu vero omnia cum amico delibera, sed de ipso prius: post am...
- 引用校訂版で確認済み定本確認済み
定本確認済み: 人生の大部分は、悪く行為しているあいだに、大部分は、何もしないあいだに、全部は、別のことをしているあいだに過ぎていく
一次資料を開くDe Brevitate Vitae I.1: 'Maior pars mortalium, Pauline, de naturae malignitate c...