本文へスキップ
φPhiloGlyph

ジョン・スチュアート・ミル·1806–1873·イングランド

満足した豚であるより、不満足な人間である方がよい。満足した愚者であるより、不満足なソクラテスである方がよい

『功利主義論』第二章

この言葉の背景

1861年、雑誌『フレイザーズ・マガジン』に連載されのち1863年に単行本化された『功利主義論』第二章。ベンサムの量的功利主義に対し、快楽には質の差があるという修正を施した箇所である。両方を経験した判定者が選ぶ方が高次の快楽であり、不満を抱えたまま人間的・知的な生を引き受けることのほうが、何も知らず満たされている生よりも望ましい ― 幸福計算を投げ捨てずに、内面の幅を功利の定義そのものへ組み込もうとするミルの仕掛けが、豚とソクラテスの対比に凝縮されている。

Xで共有
5
  • 文脈一次資料で確認済み原典確認済み

    原典確認済み: 1859年、妻ハリエット・テイラーを前年に喪ったミルが刊行した『自由論』第一章、のちに「危害原理」と呼ばれる命題。多数者の世論や善意の干渉が、個人の生活に及ぼす圧力の高まりを見据えて書かれた。本人だけ...

    一次資料を開くOn Liberty 1859 全文。Ch. 1 'Introductory' に harm principle 定式化。tyranny of the majo...

  • 抜粋原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: 文明社会のいかなる成員に対しても、その意志に反して正当に権力を行使しうる唯一の目的は、他人への危害を防ぐことである。

    一次資料を開くMill On Liberty (1859) Ch.1 'Introductory' 原文: 'That the only purpose for which ...

  • 要旨訳原典で確認済み要旨訳

    要旨訳: 人が自分の意志に反して行動を強制されるのは、他者への危害を防ぐためだけに正当化される

    一次資料を開くMill On Liberty (1859) Ch.1 'Introductory': 'That the only purpose for which pow...

  • 出典原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: mill.mdx pullsource 『『自由論』第一章』 — 出典 attribution の reference_quality 評価。On Liberty (London: John W. P...

    一次資料を開くMill On Liberty Parker 1859 初版テキスト全文。Chapter 1 'Introductory' に harm principle 命...

  • 引用原典で確認済み定本確認済み

    定本確認済み: 満足した豚であるより、不満足な人間である方がよい。満足した愚者であるより、不満足なソクラテスである方がよい

    一次資料を開くMill Utilitarianism Ch.2 'What Utilitarianism Is' 全文。'It is better to be a human...

ジョン・スチュアート・ミルの別の一句